Tripartism and social dialogue
強靭で包括的かつ持続可能なアジアのサプライチェーン(RISSC)
日本政府から資金提供を受けてRISSCプロジェクトはディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の推進、人権・労働権のリスクへの対応、COVID-19パンデミックを含む最近の世界的な混乱からのより良い前進のための入口と触媒として、より強靭で包括的かつ持続可能なグローバル・サプライチェーンの構築を目指しています。
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プロジェクト詳細
プロジェクト内容
日本ILOのプログラムの「強靭で包括的かつ持続可能なアジアのサプライチェーン(RISSC)」プロジェクトは、グローバル・サプライチェーンの重要性と脆弱性の両方を露呈したCovid-19パンデミックとその他の世界的な混乱からの、人を中心に据えた復興をサポートすることを目指します。RISSCプロジェクトは、36ヶ月(2022年9月〜2025年8月)という時間枠の中で、人権と労働者の権利のリスク問題に対応し、またディーセント・ワークを拡大する機会をつかむことによって、アジアの一部主要部門でより強靭で包括的かつ持続可能なサプライチェーンを育成することを目指します。
このプロジェクトで焦点を当てるアジア3か国での3つの部門:
• タイの自動車製造業
• インドネシアの電子機器製造業
• フィリピンの養殖生産業
プロジェクトの手法
国際労プロジェクトの手法働基準と三者構成の原則に基づき、RISSCプロジェクトは:- ディーセント・ワークの格差へのより深い理解と、選択された部門での活動の報告のために、調査と分析を実施します。
- ディーセント・ワークと責任あるビジネス慣行をサポートするため、業界ツールとアドバイスを開発し、あるいは改善をします。
- 構成員と業界の利害関係者の関連政策と行動の実現をサポートします。
- 日本および多国籍の構成員と業界パートナーの、国を挙げたビジネスと人権への取り組みの実現を、各国の新しい国別行動計画(NAP)とデューディリジェンスの指導を通してサポートします。
さらに同プロジェクトは、グローバル・サプライチェーンにおけるディーセント・ワークの目標を実現するため、社会的対話および利害関係者の能力を強化し、同時に他の主要なサプライチェーン関係者も参画させます。
受益対象者
プロジェクトの介入により、ディーセント・ワークと責任あるビジネスの進展と共に業界の持続可能性と強靭さが高まると考えられる、選定されたグローバル・サプライチェーンで働く女性と男性並びに使用者期待される成果
- ILOの構成員と利害関係者は、選ばれたグローバル・サプライチェーンにおけるディーセント・ワークの機会と課題に対応するための推奨事項を取り入れます。
- 構成員と利害関係者は、ディーセント・ワークおよび責任あるビジネスを推進し、より強靭で包括的かつ持続可能なサプライチェーンにおけるジェンダー平等を促進するべく提案書を作成します。
- 構成員と利害関係者は、より強靭で包括的かつ持続可能なグローバル・サプライチェーンのより良い構築のための政策および措置を実施します。
- 日本の構成員と業界パートナーは、グローバル・サプライチェーンに対するより深い理解とリスクに対応するためのツールを用い、ビジネスと人権に関するNAPを効果的に実施します。
詳しくは下記にお問い合わせください :
David Williamsプロジェクトマネージャー
Email: williamsd@ilo.org
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